こんにちは、カッチャンです。
今回は、「独学」に関する本の紹介です。
独 学
わたしは「独学」という言葉の響きが大好きです。
「独学」で何かを極めたい、というよりも「独学」に対するあこがれのようなものがあるのだと思います。
少し前に、ネットで話題となっていた、読書猿著「独学大全」という本を読みました。
Kindle版でも2,000円以上します。
しかし「独学大全」は、わたしには少しハードルの高い本でした。
そこで、もう少しレベルの低い独学本はないか、と思い、読んでみたのがこの本です。
侍留啓介著「新・独学術」
早稲田大学を卒業後、三菱商事に入社、その後シカゴ大学経営大学院でMBAを取得、帰国後マッキンゼーに入社した、という経歴を持つ著者の、社会人のための独学の本です。
本の帯に、あの「現代の知の巨人」といわれる佐藤優氏が絶賛しているというのも購入の大きなきっかけになりました。
簡単な内容
ビジネスマンに求められるのは「知識量」と「論理力」。
そのためには大学受験用の参考書が有用である、と説きます。
「知識量」を増やすためにまず学ぶべきは
政治、経済、倫理
そして「論理力」を身につけるには
現代文と小論文
さらに英語は絶対に勉強すべき、と説く。
本書では、これらの学習をするための方法が書かれています。
感想
勉強の素材
佐藤優著「読書の技法」という本の中で、佐藤氏が「大学受験用の参考書で教養を身につけるべき」と書いてました。
そこですぐ影響されやすいわたしは、山川出版の世界史と日本史の教科書を買い、読んだ覚えがあります。
まったく身につきませんでしたが・・・。
英語はちょっと・・・
本書は国際的なビジマスマンとして成功を目指す若い人を対象にしたもので、現役をリタイアしたわたしのような者には「英語までは手が回らない」というのが率直な感想です。
ただ、政治、経済、倫理、歴史などの分野については、わたしは今でも勉強したいという思いがあります。
自分のレベルを見極め、理解できる参考書を読んでみたい、という気にさせてくれました。
「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之著
著者は、日本の公立中学校を卒業しましたが、父親の海外転勤により高校には行かず、また大学も通信教育を受けたそうです。
独学で勉強を続け、現在の東京大学経済学部教授の職についた著者の教えは説得力があります。
簡単な内容
著者は、何かを勉強しようとする場合、具体的な目標や興味が必要と説いています。
これは当たり前の話でしょう。
具体的な独学の方法として
・ 入門書を3冊買ってみよう
・ 繰り返し読む
・ 著者とケンカしながら読む
などと具体的な方法を述べています。
感想
本書は、まだ若く、夢を持った人には大変参考になる本だと思います。
しかし、常に「もう年だから」と言い訳ばかりし、具体的な目標などという立派なものは持ち合わせていないわたしにはちょっと高尚すぎるかな?と思います。
ただ、そんなわたしにも、
・ ブログを続けること
・ You Tubeなど新しいことにもチャレンジしてみたい
という気持ちはあります。
したがって、わたしが今後独学で勉強するとしたら、こういった分野の勉強になるでしょう。
まとめ
昔から「独学」に憧れがありました。
だって何となくかっこいいじゃないですか。
「俺は独学でこれだけのものを身につけた」なんてね。
でももう70歳を目前にし、そのようなだいそれたことは考えず、今やっているブログを続け、せめてYou Tubeなどにも手を出していけたら、と思っています。
いわゆる「独学」本、もう読むのはやめるつもりです。
「独学」本を読むくらいだったら、歴史小説や推理小説など自分の好きなジャンルの本を読み、楽しむための読書をしていきたいと思います。