藤本義一著「煙草一本ミニ講演会」煙草の思いを語るエッセー集。

こんにちは、禁煙に向けて鋭意準備中のカッチャンです。
今回は、今ではまずこういう本は出版されないだろうという、煙草に関する蘊蓄(うんちく)満載のエッセー集のご紹介です。

著者藤本義一とは?

藤本義一は、小説家兼放送作家です。
1965年11月から1990年3月まで、約24年半にわたって放送された深夜番組、「11PM」の司会をつとめ、有名になりました。
「11PM」は、曜日ごとに司会者が変わり、藤本義一の他には大橋巨泉、愛川欽也などが司会をつとめていました。
また小説家としても、、1974年(昭和49年)「鬼の詩」で第71回直木賞受賞するなどマルチな才能を発揮していました。
当時はTV番組の中でも平気でタバコを吸っていたんですよね。
藤本義一も「11PM」の司会をする中で、ショートピース(缶ピー)を吸いながら番組をすすめていたのを覚えています。
また、藤本義一のアシスタントをあの松居一代がつとめていました。
松居一代といえば、俳優船越栄一郎との離婚騒ぎで、最近でも有名になってましたよね。

「煙草一本ミニ講演会」の内容紹介

本書は、2005年(平成17年)発行で、46編からなるエッセー集です。
全部紹介するわけにもいかないので、私が読んで面白かったところをいくつかとりあげます。

煙草の3要素

著者は、煙草が好きな理由として、「煙」「香り」「味」をあげます。
この3つのうち、1つでも欠けると煙草はうまくない、といいます。
「何度か暗がりでタバコをすったが不味かった。香りを漂わす煙が見えなかったから。」(32頁から一部引用)
なるほど。
たしかに私も、暗がりではあまりすったことはありませんが、風の強いところで吸った時に、不味い、と感じました。
というのも、風で煙と香りが飛ばされてしまったからなのでしょう。

「ホープ」派、「ピース」派

藤山寛美といえば、関西の喜劇役者で、もうだいぶ前に亡くなられていますが、関西の人で知らない人はいないくらい有名な役者さんです。
この藤山寛美「ショートホープ」のヘビースモーカーだったようです。
藤本義一は「ショートピース」。
「ショートホープ」派と「ショートピース」派で、一緒にお酒を飲んだり、将棋を指したり、良い仲間だったようです。
「ショートホープ」の白いパッケージ、「ショートピース」の紺のパーケージ。
対照的な組み合わせですね。(199頁から一部引用)
ちなみに私は昔「ショートホープ」派でした。

勝新太郎、ジャイアント馬場

その他、著者が交流のあった人物として、勝新太郎やジャイアント馬場についても書かれています。
特に勝新太郎の豪快な性格が煙草の吸い方にも表れていて面白いですね。

桂歌丸師匠

本の中には出てきませんが、ショートピースといえば、先ごろお亡くなりになった落語家の桂歌丸師匠。
師匠も、ショートピース(缶ピース)を1日1缶(50本)、20歳から70歳まで、半世紀にわたって吸ってきた、というヘビースモーカーだったそうです。
2009年に肺気腫を患ってからタバコをやめたそうですが、本人は、「肺気腫の原因は煙草」と話していました。
禁煙に向けて鋭意準備中の私にとって、良い教訓となっています。

まとめ

「煙草一本ミニ講演会」
本書は、ネットで調べても、もう新刊本では販売してないようです。
私はたまたま古本屋さんで、105円で買いました。
今の世の中、このような煙草に関する本は出版されないのでしょうね。
テレビやネットでも、武田邦彦教授なんかが、若干煙草を養護するような意見を言っただけで、かなりのバッシングを受けてしまいます。
当時バリバリの喫煙者だった私には、本書はなかなか面白かったです。
もし興味を持たれた方がいましたら、是非読まれてはいかがでしょうか。

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