こんにちは、老後本フリークのカッチャンです。
今回も老後本の紹介です。
川北義則著「恰好いい老い方、みっともない老い方」
著者は老後に関する本を何冊も出しています。
わたしも
「55歳からの一番楽しい人生の見つけ方」
「男の品格」
など何冊か読んでいます。
そんな中でも本書は、わたしにとって一番気づきを得られた本でした。
目次ごとの感想
第1章 かつての肩書きに執着するな
もし電車で座っている若い女性から「どうぞ」と席を譲られたとき、あなたはその好意に甘えることができるだろうか?
実はわたし、50代のまだ現役のとき、若い女性に「どうぞ」と声をかけられたことがありました。
もともと老(ふ)け顔なので譲ろうとしてくれたのでしょう。
わたしは「いや、すぐ降りますから」と丁重に断りました。
著者は「素直に『ありがとう』を言えばいい」という。
電車に乗る機会が少なくなりましたが、今度はありがたく好意に甘えたいと思います。
第3章 「生老病死」にビクビクするな
著者は
私は、終活など一切、興味はない。家族とそんな話をしたこともない。自分が死んだ後のことなどどうでもいいのだ。人間は死んだらただのゴミになる。
という。
そうだよなあ。
わたしなんか、断捨離ブームになれば断捨離を、終活ブームになればエンディングノートをつけたり捨て活をしたり、ブームに流されっぱなし。
自分が死んだ後のことなんか考えてても仕方ない。
ちょっと考えを変えるかなあ、と考えさせられました。
第5章 一人時間を徹底的に愉しめ
著者は
ダンディーな初老の男を目指せ
という。
毎日を、楽なスウェットやジャージで過ごしているわたしには耳の痛いお言葉です。
わたしは白髪頭に顔はシミ・シワのどう見ても汚いオヤジ、せめて着るものでカバーしなくては。
要検討です。
著者 川北義則
1935年生まれ。
大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。
1977年に同社を退社後、出版プロデューサー、生活経済評論家として執筆や講演に活躍。
本書は著者が80歳を過ぎてから書かれたもの。
まとめ
著者は100冊以上も本を出してる方だけに、文章が読みやすく、サラッと読める本です。
また本書を読んで、共感を覚えたり、ハッとさせられたり、なかなか気づきの多い老後本でした。