タバコを吸わない方には全く必要のない本を2冊読んでみました。

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こんにちは、カッチャンです。
今回は本の紹介です。

「もうすぐ絶滅するという煙草について」キノブックス編集部編

出版は「キノブックス」。
あまり聞いたことのない出版社です。
著名人、というより多くは文士の方が、タバコへの思い入れについて綴った短編集です。

主な執筆者と表題

開高健〜人生は煙とともに
夏目漱石〜文士と酒、煙草
谷川俊太郎〜煙草の害について
倉本聰〜禁煙ファシズム
安部公房〜タバコをやめる方法
内田百閒〜煙歴七〇年
などなど。
全部で41人の執筆陣によるショートエッセイです。

感想

禁煙を目指し鋭意努力中のおっさんです。
たまたま書店で見つけ、サラッと読んでみたら、なんのことはないタバコを礼賛する本でした。
タバコを吸わない方は全く読む必要のない本です。
しかし、昨今の禁煙運動の高まりを快く思ってない、特に喫煙者の方には勇気づけられる本かもしれません。
執筆者の中にはタバコを吸わない方もいます。
わたしも禁煙に向け努力しているところではありますが、最近の社会の禁煙化にはちょっと首をかしげざるを得ません。
というのも、ここまで規制してタバコを吸う場所をなくすのなら、国がタバコの販売を禁止すればいいのに、と思うからです。
しかも、タバコは値上げ値上げ。
どうも今年中にはまた1箱50円くらい値上げされるみたいです。
コロナとの共存(withコロナ)も提唱されています。
それなら「タバコとの共存」という考えがあってもよいのではないでしょうか。

「タバコを吸わせろ」プレスプラン編集部

出版社は、「サンクチュアリ出版」。
副題として「喫煙者の喫煙者による、喫煙者のためのバイブル」とあります。
これはもう20年も前の本です。
ちょうど東京都千代田区が「路上禁煙条例」(通称)を可決されたのを機に出版されたようです。

内容と感想

内容は、喫煙者である執筆者たちが、東京の千代田区をはじめとして、盛り上がる禁煙の風潮に待ったをかける、喫煙者の言い分をぶつける、そんな本です。
古い本なので、わたしも熟読したわけではありません。
サラッと読みました。
本書の出版された20年前と比べ、今はもっと禁煙化が進んできました。
近いうちには喫煙者がのんびりと紫煙をくゆらせることができるのは、それこそ自分が所有する一戸建ての家の中だけになるのかもしれません。
アパートやマンションも吸えなくなるのかなあ、などと思ったりします。

まとめ

今回紹介した本は、読めば教養が身につく、というたぐいの本ではありません。
タバコを吸わない方には全く必要なく、タバコを吸う人の必読書、というわけでもありません。
わたしもほんのヒマつぶしで読みました。
しかし、つくづく思います。
わたしが若いころは飛行機でもタバコが吸えたんだよなあ。

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