こんにちは、カッチャンです。
今回はBiCのボールペンについて。
ボールペン
書斎といえば文房具。
文房具といえば筆記具。
筆記具といえばボールペン。
文房具好きのわたしは、もちろんボールペンも大好きです。
書きやすさを求めて買い集めたボールペンが大量にあります。
おそらく一生かかっても使い切れないくらいあるでしょう。
カーボン複写
今からもう半世紀(50年)近く前、わたしが社会人となった当時は、まだパソコンはもちろんワープロもありませんでした。
また今のコピー機のような素晴らしい機械もありません。
手書きの書類の複写をとる場合、カーボン紙を紙の間に入れて、原本と副本を作っていました。
文字を書くにはある程度の筆圧がないときれいに複写はとれません。
そこで筆記具はボールペン。
そして、多少強めの筆圧をかけてもボールチップの壊れない
キャップ式のBiCボールペン
をほとんどの先輩が使ってました。
BiCボールペン
先輩方の影響でわたしもBiCボールペンを使うようになったのですが、私は文字の太さが1ミリのものを好んで使ってました。
黒々とした発色、ヌラヌラした書き心地
が好きでした。
正式には「ビック・オレンジ」と言うそうですが、わたしはいつも
黄色のビックボールペン
と呼んでました。
ワープロ、パソコンの普及
私が30半ばになったころ、まずワープロが普及しだしました。
新しもの好きのわたしは、いろんな機種に手を出し、一時期は
・ 東芝 Rupo
・ NEC 文豪
・ シャープ 書院
・ キャノン キャノワード
の4台を所有してました。
そして40を過ぎると今度はパソコンが普及し始め、ご多分にもれずわたしもすぐに乗っかりました。
NECのノートパソコンを買い、ワープロソフトはみんなが使っている「一太郎」。
パソコンは高いので、ワープロみたいに何台も持つことはできません。
このころになると、黄色のビックボールペンどころか、文字を手書きすること自体が激減しました。
ジェットストリームの出現
ただでさえ文字の手書きの機会自体がへり、黄色のビックボールペンを買うこともなくなったのに加え、化け物みたいなボールペンが現れました。
それが三菱鉛筆から発売された
ジェットストリーム
です。
あまりの滑らかな書き心地に私も虜(とりこ)になり、黄色のビックボールペンの存在自体も忘れ、筆記用具はジェットストリームばっかり使ってました。
その定年退職、そして再就職、とそれなりの日々を過ごしてきたわけです。
書斎にある文房具を見てみたら、これだけのジェットストリームが見つかりました。
3色・4色ボールペンが一杯。
こんなにどうすんの?
BiCボールペンが廃盤?
そんなある日、昔愛用していた黄色のビックボールペン(ビック・オレンジ)が、2021 年に在庫限りで廃番となったことを知りました。
1本でも購入できないか、ネットで調べたところ、高い❗
しかも、あの黒々とした発色、ヌラヌラした書き心地の1.0mmではなく、0.7mm。しかもセットで買わないとなりません。
悩みました。
結局、清水の舞台から飛び降りました。
わたしが買ったのはAmazonで
ビック BIC 油性 ボールペン オレンジ 0.7mm 黒 12本セット 事務用 業務用 [並行輸入品]
それに赤と青も買いましたので、合計36本。
わたしの若い頃の仕事を、わたしの人生を支えてくれたボールペンです。
まとめ
感傷に浸(ひた)ってついつい高い買い物をしてしまいました。
その後、このブログ記事を作る際、またネットで見てみたところ、わたしが買ったBiCボールペンは
「在庫なし」
となっていました。
わたしと同じ思いの人は多いんだなあ、と改めて感じました。
きっと買ったのはわたしと同年輩の人ではないだろうか。
このBiCボールペン、使わずに大事にとっておくことにしました。